ポルシェ カイエンは壊れやすい?故障しやすいパーツと修理値段の目安を解説

ポルシェが発売した初めてのSUVであるカイエン。2002年の発売以来、高い評価を得る人気のモデルです。ポルシェのブランド力に加え、優れた運動性能などパフォーマンスの優秀さも魅力です。

一方で「壊れやすい」など故障トラブルについて挙げる声も聞かれます。この記事ではカイエンの魅力をお伝えするとともに、トラブルが多いとされる理由や修理費用の目安まで詳しく解説します。

 

ポルシェカイエンとは

ポルシェはドイツを代表するスポーツカーブランドであり、世界屈指の自動車メーカーとして唯一無二の存在です。そのポルシェがSUV分野に参入し、初めて手がけたのがカイエンです。高級感を持つポルシェのSUVであり、走行性能にも優れたハイグレードな車とあって、たちまち人気車となります。フォルクスワーゲンとの共同開発により誕生したことでも話題を集めました。以降、現行モデルの3代目カイエンに至る現在まで、安定した人気を誇るファンの多い車として知られています

 

カイエンが壊れやすいと言われる理由

カイエンに多いトラブルとして、「壊れやすい」との声がたびたび挙がります。これはカイエンが海外の車であるためです。日本には四季があるため、年間を通じて高温多湿な気候を有します。欧州車はこういった日本特有の環境に合わせて製造されているわけではありません。そのため、気候の違いによる故障などトラブルの原因となってしまうのです。特にカイエンは、暑さにより壊れやすい箇所があると言われています。

また日本では車を定期的にメンテナンスすることで、長い期間にわたって大切に乗る傾向にあります。車づくりにおいても「故障のしにくさ」を優先しているのです。海外の車では、「故障」はそれほど珍しいことだと考えられていません。故障したら車を買い換える、もしくは故障しても修理して乗ればいいという認識です。「故障」のハードルが日本と比べて低く見積もられているのも「壊れやすい」と見なされる一因となっています。

 

カイエンの壊れやすいパーツ

ポルシェ・カイエンで壊れやすいのはどのような箇所になるのでしょうか。注意したいパーツ、壊れやすい部分について個別にご紹介します。

 

カルダンシャフト

エンジンの動力を後輪に伝えるパーツであるカルダンシャフトは、トランスファーとリアデファレンシャルギアをつないでいます。このシャフトは長さがあり、中間ポイントにゴム製のマウントが設置されています。この部分が劣化すると、衝撃を吸収できずに大きな打撃音、振動が発生してしまいます。悪化すると走行にも影響してきます。カイエンではカルダンシャフトにトラブルが発生する場合も少なくありません。

 

ウォーターポンプやクーラントパイプからの水漏れ

ウォーターポンプ・クーラントパイプからの水漏れもカイエンで起こりやすいトラブルです。これらはエンジンを冷やすクーラント(冷却水)を循環させる経路となる部分です。故障により水漏れが起こり、冷却水がなくなってしまうとエンジンを冷やせなくなり、オーバーヒートなどの原因にもなりかねません。ウォーターポンプ・クーラントパイプ自体の劣化の他、冷却水の劣化も水漏れにつながります。

 

ヘッドライトの故障

ヘッドライトに関するトラブルもカイエンに多い事例です。ヘッドライトはパッキンの不具合やカバーと車体のコーキング処理、シーリングの劣化などで内部に結露が生じるおそれがあります。そのままにしておくとショートなどによる点灯不良、内部の腐食などにも影響を及ぼします。

ヘッドライトの故障は、夜間時の視界確保が難しくなり、自車の存在に気づかれにくくなるなど危険にもつながります。また内部の腐食やサビなど大きなトラブルにつながるおそれも考えられます。

 

デフ回りの故障

コーナリング時の左右の車輪に速度差を吸収し、スムーズな走りを行うための役割を果たすデフ(差動装置)。カイエンでは、走行時に異音がするなどデフ周りのトラブルが起こるケースもあります。デフ関連のトラブルが発生すると、ハンドル操作に違和感があったり、曲がりにくくなったりします。デフオイルの劣化や漏れ、デフ内のパーツであるベアリングがすり減るなどがトラブルの原因です。

 

天井のはがれ

カイエンに限らず、欧州車全般に多いトラブルが天井のはがれです。天井の内張りを接着しているノリに問題があるケースがほとんどです。日本特有の高温多湿な気候に対応する接着力を持たないノリで接着されていることなどがその原因と言われています。天井がはがれ、素材がたれさがっていては、美観を損ねてしまいます。またラグジュアリー感あふれる内装も台無しです。

 

リアゲートダンパーの抜け

車の後方の開閉部分であるリアゲートを開いた状態で維持するために取り付けられているのがリアゲートダンパーです。カイエンではルーフパネルの中にあります。リアゲートダンパーが劣化すると、扉を開けて維持するのが難しく、勝手に降りてきてしまう場合があり危険です。リアゲートの開閉時に重みを感じられず、あまりにも軽い時には劣化している可能性があります。

 

ドアロックアクチュエーターの故障

乗車時に車のキーロックを解除したものの、ドアが開かないというケースではドアロックアクチュエーターの故障が考えられます。カイエンをはじめ、ポルシェに多いトラブルのひとつです。

ドアが開きにくかったり、開いたり開かなかったりする場合はドアロックアクチュエーターの故障を疑ったほうがいいでしょう。特に後部座席にトラブルが生じている場合は気がつきにくいので注意が必要です。

 

 

ポルシェカイエンは維持費が高額になる

ポルシェカイエンに限らず、輸入車にかかる維持費は国産車に比べて高い傾向にあります。例えばパーツを交換する時、適切な部品は海外から取り寄せる必要があります。部品代だけでなく輸送費がプラスされるため、メンテナンスコストも必然的に高くなってしまいます。

輸入車の修理や検査には特殊な技術と専門的知識が求められます。そのため輸入車正規ディーラーに修理などを依頼する際の工賃も一般的な金額より高めとなっています。さらに欧州ではレギュラーガソリンよりも値段の高いハイオク指定の車も多く、これらも維持費を高くする要因と言えるでしょう。

 

ポルシェカイエンの修理・パーツ交換はGARAGENTへ

ポルシェのSUV車カイエンは、走行性能に優れ、その高級感から多くのユーザーに人気の車種です。欧州車ならではの特徴を持つため、専門的な知識のもと管理する必要があり、修理コストや維持費も高くなりがちです。GARAGENTには輸入車ディーラー出身の整備士が在籍しており、ディーラーの技術をリーズナブルにご提供できます。
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