ポルシェの歴史を変えたSUV!カイエンの魅力を解説!

ポルシェのSUVモデルであるカイエン。高い居住性とスーパーカー並の性能を両立していて、憧れている方も多いかと思います。この記事ではポルシェカイエンのグレードや魅力について余すことなくご紹介します。気になる維持費についても見ていきましょう

 ポルシェ カイエンとは

カイエンとは高級自動車メーカーであるポルシェが製造・販売しているSUVです。ポルシェというとフラッグシップである911が思い浮かぶ方も多いかと思います、実はSUV人気も後押しとなり、今はこのカイエンがもっとも売れているモデルであり、新しいポルシェの顔となりつつあります

2002年から発売されており、現在は3代目。SUVの走破性や機能性とスーパーカーのパフォーマンスや操縦性を兼ね備えた高性能SUVです。

カイエンのモデル一覧

ポルシェカイエンには6つのラインナップが存在し、それぞれに個性があります。ここからはグレードごとにその特徴や魅力について見ていきましょう。

カイエン

ポルシェカイエンのベースグレードです。3.6リッターのV6ターボエンジンを搭載し、最高出力は363馬力、0-100加速は6秒で、最高速度は248km/hを叩き出します。トランスミッションは6速マニュアルトランスミッションと8速ティプトロニックSを選択可能です。

高いパフォーマンスと快適性を兼ね備えてデイリーユースにも最適。ダイナミックな走りを楽しめるスペックを持ち合わせつつ燃費性能も追求。高額となるカイエンのラインナップのなかでもコストパフォーマンスが高いモデルといえます。「必要にして十分」という言葉が当てはまる車です。

カイエン イーハイブリッド

カイエンイーハイブリッドはポルシェジャパンが日本市場向けに出しているプラグインハイブリッド仕様モデルです。3リッターのV6スーパーチャージャーエンジンとモーターを組み合わせ、最高出力は244kW/304馬力、0-100加速は4.9秒で、最高速度は254km/hを実現

電動モードでの走行が可能で航続距離は44km、モーターのみで約135km/hまで出すことができます。環境に配慮しつつ高いパフォーマンスを実現し、特に電動モードでは静かでスムーズな走りも魅力です

カイエン S

カイエンSはカイエンの上位モデルに位置します。4.8リッターV8エンジンもしくは3.6リッターV6ツインターボ付きエンジンを搭載し、V8モデルでは出力349 kW/474 馬力、0-100加速は5.0秒、最高速度は273km/hを実現。8速ティプトロニックSを搭載しています。

ベースグレードであるカイエンをさらにパフォーマンスに磨きをかけたモデル。よりダイナミックな走行が可能で、スポーティなドライビング体験が楽しめます

カイエン S イーハイブリッド

カイエンSイーハイブリッドはカイエンSのプラグインハイブリッド仕様です。3リッターV6スーパーチャージドエンジンにモーターを組み合わせ、最高出力は382 kW/519 PS、0-100加速は4.7秒、最高速度は263km/hを叩き出します

最高峰のパフォーマンスとハイブリッド技術を融合し、カイエンイーハイブリッドよりもさらに高いパフォーマンスを実現。一方で環境性能も向上しており、先代と比較しても出力アップしながら低燃費化も両立しています

カイエン GTS

カイエンGTSはカイエンのなかでも走りを追求したモデルとなります。従来の4.8リッターV8エンジンから3.6リッターV6ツインターボエンジンにダウンサイズしたものの、最高出力は368 kW/500 PS、0-100加速が4.7秒、最高速度は275 km/hを実現。パワーは増大した一方で、燃費性能も向上しています。

他のモデルを凌駕するエンジンパフォーマンスに加え、低重心設計とスポーティなサスペンションセッティングによって異次元の走りを実現。ポルシェらしい1台に仕上がっています。

 カイエン ターボ イーハイブリッド

カイエンターボイーハイブリッドはカイエンのなかでも最上級モデルです。3リッターV6ターボエンジンとモーターを組み合わせ、最高出力は544 kW/739 PS、0-100加速は3.7秒、最高速度は295km/hを叩き出します

一方でバッテリーの容量も増大させ、電動モードで82kmの走行が可能。環境性能も大幅に向上しています。驚異的なパフォーマンスと先進的なハイブリッド技術を融合させ、スーパーカーのダイナミズムとラグジュアリーSUVの快適性が楽しめる、カイエンのラインナップでも異次元のモデルです

ポルシェカイエンの特徴

ポルシェカイエンには他のポルシェのラインナップあるいは他メーカーの車にはない魅力があります。ここからはポルシェカイエンのみがもつ魅力について見ていきましょう。

911を彷彿させるダイナミックなデザイン

ポルシェカイエンの魅力といえば、やはりその存在感あるエクステリアデザインです。911を彷彿とさせるアグレッシブでダイナミックなフロントマスク、エレガントなボディラインは、ひと目でみてポルシェの車であることがわかります

全長4,845mm ×全幅1,940mm×全高1,710mmm、車両重量2tというかなり大柄なボディサイズで堂々とした佇まい。今はSUV人気で街中でも数多くの車種を見かけますが、そのなかでもひときわ存在感を放つ存在となっています。所有して、運転して、大きな満足感が得られる一台です。

ポルシェ初のSUV

カイエンは2002年に販売が開始された、ポルシェでは初の5ドアSUVです。同社では「新しいかたちのスポーツカー」としてフォルクスワーゲンとともにカイエンを開発してSUV市場に算入しました。

SUVに求められる走破性に加え、ポルシェが磨き上げ続けてきたパワフルな走行性能や操縦性能を実現。オフロードでも、オンロードでも使える車に仕上がっています。ポルシェというと911をはじめとしたクーペタイプのスーパーカーを製造しているメーカーというイメージがありますが、近年のSUVブームも追い風となり、今ではカイエンが売上の中核を担う主流モデルとなっています。

広い車内空間

SUVならではの快適な居住性もカイエンの大きな魅力の一つです。911のようなクーペタイプの車は車高が低く、4名乗車できるもののツードアで実質快適に乗れるのは2名までです。走行性能は言うまでもなく最上級ですが、走りを楽しむための趣味車という側面がどうしても色濃くなってしまいます。

カイエンは5ドアで車高も高いため室内が非常に広く、大人5人が快適に乗車することができます。一方で上位モデルともなれば911に迫るスペック。「富裕層の足」とも言われ、走りを楽しむ趣味車としても、普段遣いのファミリーカーとしても使うことができます

快適な空調システム

カイエンには「4ゾーンクライメートコントロール」が搭載されていて、前後の座席それぞれで個別に温度調整が可能です。「ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)」によってタッチスクリーンや音声操作で直感的に操作できます。

また、特に革製のシートやステアリングは質感こそ良いものの夏は暑く、冬は冷たくなってしまいます。シートヒーター・シートベンチレーションが搭載されており、快適な空間を確保します。

マカンとの違いは?

ポルシェにはマカンというSUVモデルが存在します。大きな違いとしてはボディサイズが挙げられます。カイエンが全長4,845mm ×全幅1,940mm×1,710mmmに対し、マカンは全長 4,726 mm ×全幅 1,922mm ×全高 1,600mmとなっており、マカンのほうが一回りコンパクトです。

また、価格についても差があります。カイエンは1,230万円~2,443万円に対してマカンは862万円~1,326万円となっています。内装についてもカイエンのほうが高級感はあり走行性能も高い一方で、燃費や維持費についてはマカンのほうに軍配が上がります。

マカンはカイエンの弟分のような存在で、よりデイユースに向いている車といえます

ポルシェカイエンはこんな人におすすめ

カイエンはSUVでありながらも911というスーパーカーを開発したポルシェの系譜を色濃く継いでいる車であり、パフォーマンスは申し分ありません。SUVが好きという方、アウトドアを趣味とされている方にはもちろん、スポーツ走行を楽しみたいという方にもおすすめです

911をはじめとしたクーペタイプの車は走行性能を追求している分、どうしても居住性が犠牲になってしまいます。ご家庭を持たれている方、お仕事で車を使われる方で普段は車を快適な移動の足として使いつつもスーパーカーならではのスポーティな走りを楽しみたいというニーズにも応えられる車です

ポルシェカイエンの維持費は高い?

結論からいうとポルシェカイエンの維持費はどうしても高くなってしまいがちです。車両重量が2t以上あるため重量税も高く、2.5~4リッター以上の大排気量エンジンも搭載しているため毎年の自動車税も高額になります。もちろん、燃費も一般的な車と比較すると悪くなってしまうため、ガソリン代もかかってしまいます。

加えて外国産の車であることもカイエンの維持費が高くなってしまう要因です。メンテナンスや故障などで部品が必要になった場合、ドイツから輸入しなければならず、そのコストが上乗せされてしまいます。

外車の維持費の内訳や安く抑えるためのコツについては、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しています。

ポルシェカイエンの整備はガレージェントへ

ポルシェカイエンは居住性が高く普段使いができる一方でスーパーカーのような走りを楽しめるSUVです。その一方でハイパワーエンジンを搭載しており車重も大きく、部品も国内にあまり流通していないため、どうしても維持費がかかってしまいます。特にディーラーで整備や車検を受けるとなると非常に高額になる可能性もあります。

そこで、ポルシェカイエンの整備・車検ならGARAGENTにお任せください。輸入車ディーラー出身の整備士が在籍しているため、カイエンも対応可能です。ディーラー級の技術を町工場価格で実現可能です。安くて品質が高い整備工場を探されている方、ディーラーからの見積もりを見て悩まれている方はぜひご相談ください。

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