2025年12月05日
山梨県よりご来店いただきましたメルセデス・ベンツ S212 E220dのご紹介です。リアのエアサススプリングの交換を依頼していただきました!
【実際の作業手順・内容】 メルセデス・ベンツ|S212|E220dのリアエアサススプリングの交換
まずはリアのタイヤを外して、診断機を操作してエアサスのエアを排出します。


エアサス本体にエアホースがついているので、そこも外して完全に空気を抜き切ります。


エアが抜けたことを確認できたら、左右のリアロアアームに装着されているスタビリンク・ショックアブソーバー・ロアボールジョイント部のボルトナットを外し、ロアアームを下げます。


いよいよ本命のエアサススプリングを取り外します。

取り外したエアサススプリングです。

こちらを新品に交換します。

新品のエアサススプリングをはめ込んだら逆の手順で取り付けていきます。ボルトナットのトルク締めはマストです。


新品のエアサススプリングには空気が入っていないので、診断機を繋いでエアを充填します。その後エアサスキャリブレーションを実施し、車高が落ちないことを確認して完了です。
メルセデス・ベンツ|S212|E220dのエアサスが勝手に下がるのはなぜ?
「一晩経つと車高が下がってる…」という症状はよくある話です。その原因は主に4つです。
- エアサススプリングの劣化・破損
- エアコンプレッサーの故障
- エアホースやバルブブロックの破損
- レベリングセンサーの故障
基本的には上記のいずれかが原因で車高が下がってしまいますが、どれも修理することで正常な車高に戻すことが可能です。
メルセデス・ベンツ|S212|E220dのエアサスの故障を放置しても平気?
車高落ちが発生した場合、放置して乗り続けるのは危険です。「車高落ち=サスペンションのバランスが崩れている状態」なので、直進安定性やコーナリング性能が悪化します。さらに、クッション性が失われるので突き上げ感も強くなります。
また、ショックアブソーバーやアーム等への負担が大きくなる上に、コンプレッサーが過剰に作動する可能性が高く、最終的にコンプレッサーの故障に繋がることもあります。
そのため、車高が落ちてしまった際にはすぐに点検・修理をおこないましょう。
最後に
メルセデス・ベンツ S212 E220dのリアエアサスは、高い振動吸収性で滑らかな乗り心地を実現しています。しかし、経年劣化による故障が避けられず、車高落ちが発生する事例は多いです。
車高が下がってしまった場合には、エアサススプリングやエアコンプレッサーなどの点検・交換を早急におこないましょう。
エアサスの点検・交換もGARAGENTにお任せください!費用や作業時間などのお問い合わせもお待ちしております。
ご依頼いただきありがとうございました!

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