外車の維持費はなぜ高い?維持費を抑えるポイントは修理費!

こんなに維持費がかかるとは思っていなかった、ディーラーからの請求書を見てびっくりした……そんな経験がある外車オーナーの方もいらっしゃるかと思います。なぜ外車はこれほどまでに維持費が高いのでしょうか?

この記事では外車・輸入車の維持費の内訳や高い理由、安く抑えるコツについてご紹介します。

 

車の維持費には何がかかる?

国産車、輸入車問わず、どのような車でも維持するためにはさまざまな費用がかかります。主に「税金」「保険料」「修理費」「車検代」「ガソリン代・駐車場代」が挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

税金

車を所有すると自動車税という税金がかかります。エンジンの排気量や年式に応じて税額は変わってきますが、概ね毎年3〜10万円ほどかかります。また、車検時には自動車重量税も支払わなければなりません。その名の通り自動車の重量や経過年数によって税額が決まり、5,000円〜76,500円かかります

 

 保険料

車の保険には2種類あります。加入が義務付けられている自賠責保険新車購入時や車検時に保険料を支払い、普通車の場合は24ヶ月間で20,010円、37ヶ月間で27,770円必要です

加えてドライバーが自身の判断で加入する任意保険補償内容や等級によって保険料が変わり、毎月数千円〜数万円かかります。事故を起こした際には自賠責保険によって相手方に補償することになりますが、往々にしてそれだけでは足りないケースも多いので、任意保険は必ず加入しましょう。

 

 修理費

修理費常に必要となるわけではありませんが、車の維持費の中では大きなウェイトを占めます。タイヤやエンジンオイルなどの交換から、エンジンやトランスミッターの修理、電装品や内装の交換など、さまざまなものが挙げられ、1回あたり数万円〜数十万円かかります。車の部品はいわば消耗品なので、乗っていればいつかは壊れます。事故を起こさなくても修理費はかかります。

 

車検代

新車を購入して3年後、そしてその後は2年毎に車検を受けることが義務付けられていますが、これにも非常に高額な費用がかかります。特に車が経年劣化や故障などで車検の基準に満たない状態になっている場合は修理費も必要です。また、前述の通り車検時には自動車重量税や自賠責保険の保険料も支払わなければなりません。最低でも十万円はかかると見込んでおきましょう

 

 ガソリン代や駐車場代

車で走行するためにはガソリン代が必須です。特に昨今では原油価格が上昇しているため、ガソリン代も高くなっています。駐車場を借りているのであれば駐車場代も必要です。これらは人によって大きな違いがありますが、毎月1万円〜数万円はかかると見込んでおきましょう

 

 外車の維持費はなぜ高い?

以上のように車を維持するにはさまざまな費用がかかりますが、特に外車は国産車と比べて多く費用がかかりがちになります。ここからはその理由について見ていきましょう。

 

修理費用が高い

外車や輸入車の場合はまず修理費が非常に高額になります。部品を交換するにしても海外から取り寄せなければならず、輸送費が上乗せされてしまいます。また、特に高級車は特殊な部品が使われているケースも多く、部品の価格自体が高い場合もあります

加えて、部品の形状やサイズによっては特殊な工具が必要となり、工具代も請求されることがあります

 

修理やメンテナンスが頻繁

外車や輸入車は故障しやすいというイメージもあるかもしれません。輸入車はその国の環境に合わせて製造されているため、どうしても高温多湿となる日本の環境下で使用すると不具合が発生することが多いのです

修理やメンテナンスの頻度が高い上に、その費用も高額になるため、国産車よりも維持費がかかってしまうのです。

 

ガソリン代が高く、燃費があまりよくない

輸入車にはハイパワータイプのエンジンが積まれていることが多く、燃費が国産車よりも悪いという傾向があります。欧米は比較的道も広く、ストップアンドゴーも少ないため、燃費よりは高速で安定して走れる性能が求められるのです。また、海外は燃料にかかる税額が低いため、ガソリンの価格も安いです。

日本、特に都心部では信号待ちや渋滞が多くなるため、省燃費を意識して設計された国産車と比較してハイパワーの輸入車ではどうしても燃費が悪くなってしまいます。加えて原油価格が高騰しておりガソリン税も高額であるため、どうしてもガソリン代がかかってしまいます。

 

車検費用が高い

外車は車検代も高額になってしまうケースがあります。上記のとおりハイパワーエンジンを積んでおり、重量もかさむことから、重量税が国産車と比較して高額になりがちです

加えて車検時に不具合が見つかり部品の交換や修理が必要となるケースも多く、部品代や修理費用もかかってしまいます

 

 税金・保険料は変わらない

以上のようなさまざまな理由で、外車や輸入車は国産車と比較するとどうしても維持費が高くなってしまいます。ちなみに税金や自賠責保険料自体は国産車と変わりません。あくまでその車のエンジンの排気量や重量が基準となっているためです。

なお、任意保険料に関しては高額な外車や輸入車のほうが盗難に遭いやすい、ハイパワーな車種が多く事故のリスクが高い、事故を起こした際の修理に費用がかかるといった点から、国産車と比較して高額になるケースもあります。

 

 維持費や初期費用を安くしようとして中古車を買うときは注意が必要

中古車を購入すれば、車の購入費用が抑えられてその分を維持費に回すことも可能です。しかし、中古車は部品の経年劣化が進んでいて不具合が発生するリスクも高くなります。

安さだけで状態が悪い車を選んでしまうと、修理費やメンテナンス費がかさんでしまい、かえってトータルで費用がかかってしまうということにもなりかねません。

中古車を購入する際には比較的年式が新しい車、整備歴がわかるような車を選ぶことが大切です

 

 外車・輸入車の維持費を安くする方法

外車や輸入車はどうしても国産車と比較すると維持費がかかってしまいます。これまでご紹介した事情もあり、どうしても致し方ない面があるのも事実です。ここからは、外車や輸入車の維持費を安く抑えるためのコツについて見ていきましょう。

 

故障しにくい車種を選ぶ

外車や輸入車の維持費が高くなる大きな原因は故障やメンテナンスの頻度です。維持費を抑えるためには修理の頻度を抑えることが重要となってきます。

故障や不具合の発生率はメーカーや車種によって異なるため、極力故障しにくい車種を選びましょう。J.D. パワー ジャパンでは『2018年日本自動車初期品質調査 (IQS)』を発表しており、これを見れば故障しやすい・しにくい車種がわかります。こうした資料も車選びに活用しましょう。

 

国内で人気のある車種を選ぶ

なるべく日本国内で人気があるメーカー・車種を選ぶのもポイントです。国内で多く流通している車種であればパーツ在庫を抱えている修理工場も多く、海外から取り寄せなくても済むかもしれません。また、メジャーなメーカーや車種であれば、国産車と同じようにスムーズに修理やメンテナンスに対応してくれる可能性があります。

 

排気量の少ない車種を選ぶ

輸入車、国産車問わず、エンジンの排気量が大きければ大きいほど自動車税率が高くなり、燃費も多く消費することになるため、維持費がかかってしまいます。

特に外車や輸入車は海外の広大な道路を走ることを想定してハイパワー設計となっている車種が多いです。しかし、コンパクトカーであれば国産車と同じくらいの排気量のエンジンを積んでいる車種もあります。また、最近では環境に配慮して低排気量でもパワーが出るような車種を出しているメーカーも増えてきました。

 

燃料費の安いディーゼル車を選ぶ

ディーゼル車とは軽油を燃料とした車のことです。ディーゼルエンジンは燃費が良く、パワーもあるため、特に欧州を中心に普及しています。また、軽油はガソリンよりも安価で、日本国内ではレギュラーガソリンと比較すると1Lあたり19円もの差があります

しかし、ディーゼル車は黒煙の排出を軽減するフィルターを装着しなければならない、ディーゼルエンジン専用のオイルを使わなければならない、エンジンにかかる負担が大きいなどの理由でメンテナンス費や修理費がかかる可能性もあり、一概に安くなるとは言い切れない点もあるため注意が必要です。

 

緊急度の高い部品を優先して交換する

修理やメンテナンスの優先順位をつけることも大切です。特に定期点検時や車検時にはさまざまな不具合や劣化が見つかる可能性があります。すべてに対応することが望ましいですが、なかには劣化度合いが軽く早急に交換や修理を要しないケース、内装や装飾など走行には問題ないケースもあります

まずは優先度が高い箇所の修理、部品の交換などを行い、余裕ができたらその他のメンテナンスを行うという方法もあります。

 

外車専門の整備工場に依頼する

車検や整備を購入したディーラーは作業の品質が高く、修理がスムーズに行えるという点は安心ですが、どうしても高額になってしまいます。街の整備工場に依頼すればディーラーよりも費用を抑えられる可能性があります。しかし、外車の整備に慣れておらず断られてしまったり整備が不十分であったりすることもありえます。

信頼できて外車・輸入車の整備に慣れている整備工場を選ぶことが大切です

 

 外車の維持費を安くするポイントは修理費!

外車・輸入車にかかる維持費をいくつかご紹介してきましたが、なかでも修理費を抑えることで維持費をトータルで大きく抑えることにつながります。

しかし、せっかく外車や輸入車に乗ると決めたのに、故障の頻度やガソリン代などを考えると好きな車を選べないというのは楽しくありません。修理やメンテナンスをリーズナブルに請け負ってくれる整備工場を探してみましょう。

 

外車・輸入車の維持費を安くしたいときはガレージェントへご相談ください!

外車・輸入車の整備・修理ならGARAGENTにお任せください。輸入車ディーラー出身の整備士が在籍しているので、ディーラーレベルの技術をリーズナブルな価格で実現可能です。特にBMWに関しては合格率4%の最高資格Meister取得者が在籍しているので、安心してお任せいただけます。持ち込みパーツの取り付けも可能。代替部品の利用でなるべくコストが抑えられるご提案もさせていただきます

カーライフを思いっきり楽しめるようお手伝いさせていただきますので、車検やメンテナンス、不具合のお困りごと、その他車に関するご要望がございましたら、お気軽にご相談ください。

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