車検&維持費用を抑えて2025年生産終了のベンツBクラスを長く乗り続ける方法

メルセデス・ベンツBクラスは、スポーティな外観と開放的で広い室内、高い安全性能が魅力のコンパクトMPVです。Aクラスとともに2025年の廃止が決定し、惜しまれつつ市場から姿を消すこととなりました。しかし、ミドルシニア層やファミリー層に特に人気で、愛車として長く乗り続けたいコアなファンも多くいらっしゃいます。そんなBクラスユーザーのために、維持・メンテナンスのコツを伝授いたします。

広い室内空間と実用性!メルセデス・ベンツのマルチパーパス・コンパクトカー

メルセデス・ベンツBクラスの魅力は、何と言っても広々とした室内空間と高い実用性。多彩な運転支援機能や快適な装備も充実し、家族やアクティブなライフスタイルをサポートします。
発売時期の異なる各世代で細かなグレードや仕様変更がありますが、主なモデルは下記となります。

  • 初代(W245)欧州などで2005年春発売開始。主な車種はB160、B170、B180、B200、B200ターボ、B180 CDI、B200 CDI、B170 NGT(天然ガス仕様)など
  • 2代目(W246)2011年秋のフランクフルトショーで発表され、日本では2012年4月25日に発売
  • 3代目(W247)2019年に登場。日本市場はB180(1.4L直4ターボ)、B200d(2.0L直4ディーゼルターボ)など

ベンツBクラスの一般的な車検費用の相場

一般的に外車は車検費用が高いといわれていますが、ベンツBクラスはどうなのでしょう?実際にどれぐらいの費用が必要なのか、ベンツBクラスにかかる車検費用とその内訳を調べてみました。

法定費用

ベンツBクラス(中型乗用車・1.5t以下)の車検にかかる法定費用の総額はおおよそ52,000円前後が一般的な相場です。
内訳については、以下の表が目安となります。

項目 金額(目安) 備考
自動車重量税 24,600円 車両重量1.5t以下
自賠責保険料 17,650円~21,550円 24ヶ月契約時
印紙代 1,200円~1,800円 工場の種別で変動

ただし、整備内容や追加部品代、車検基本料などを含めた総額は約63,000円〜105,000円程度が多くなっています。重量税はエコカー減税対象車や年式によって変動する場合があり、自賠責保険や印紙代も年度や工場の種別で若干異なります。

車検基本料

ベンツBクラスの車検基本料の相場は、依頼先やサービス内容によって幅があります。平均的な整備工場や車検専門店での基本料は16,000円〜22,000円前後が多く、ディーラーやフルサービスの場合は30,000円程度になることもあります。
基本料の内訳は、以下の表が目安となります。

項目 金額の目安 内容例
車検基本料 16,000~30,000円 24ヶ月点検、保安基準適合検査、完成検査など
事務手数料 3,000~3,300円 書類作成・提出代行など
代行(検査)料 8,000円前後 車両の持ち込み・検査手続き代行
その他 1,000円前後 消耗品・雑費など(事業者によって異なる)

なお、基本料には「法定費用(重量税・自賠責・印紙代)」や「追加整備・部品交換費用」は含まれません

部品交換費用

ベンツBクラスの車検時に発生する代表的な部品交換費用の相場と内訳は、以下が目安となります。

部品・作業項目 費用相場(工賃込・税込)
エンジンオイル交換 5,000~10,000円
オイルエレメント交換 3,000~5,000円
ブレーキパッド交換(前) 5,060円~
ブレーキパッド交換(後) 5,060円~
ブレーキローター交換 8,800円~
ブレーキオイル交換 4,000~6,000円
エアエレメント交換 3,300円~
スパークプラグ交換 5,060円~
バッテリー交換 20,000~40,000円(容量・グレードによる)
ワイパーゴム交換 2,000~4,000円
ドライブシャフトブーツ交換 10,000~20,000円

実際の車検事例では、「追加整備・部品代」の平均は約41,000円前後となっています。走行距離や車両の状態によって、20,000円〜60,000円程度が一般的な範囲です。
消耗部品の交換が多い場合やタイヤ・バッテリー・ブレーキローターなど高額部品が含まれる場合は、10万円を超えることもあります。

ベンツBクラスの維持費の目安

愛車を長く乗り続けるためには、日々の維持費をしっかり把握し、計画的に管理することが非常に重要です。維持費には税金、保険料、車検費用、定期的なメンテナンスや消耗品交換、燃料費、駐車場代などが含まれます。これらのコストを無理なく負担できるかどうかが、長期的なカーライフの成否を左右します。
ベンツBクラスの年間維持費は国産車よりも高額となりがちで、30万円〜60万円程度が目安とされています。まずは維持費の内訳を把握し、どこで節約できるかを見極めることが重要です。

自動車税

ベンツBクラスの自動車税(種別割)の目安は、モデルや排気量によって異なりますが、現行モデルの主なグレード別の年額は以下の通りです。

  • B180(1,331cc)30,500円(2019年10月1日以降の新車登録車両)
  • B200d(1,949cc)36,000円(同上)

過去モデルや排気量の大きいグレードの場合は、36,000円〜43,500円程度となることもあります。また、初回登録から13年を超えると、税額は約15%割増しとなります。

保険料

ベンツBクラスの保険料は「自賠責保険」と「任意保険」に分かれます。

自賠責保険(強制保険)年間約10,775円(2020年4月以降の契約の場合)
※車検時は24ヶ月分(約20,010円)をまとめて支払うのが一般的です。

任意保険一般的な目安は年間約50,000円〜60,000円前後
※年齢・等級・補償内容・型式別料率クラスなどによって大きく変動します。
例えば、30歳以上・ゴールド免許・車両保険なしの場合で年間5万円台が傾向として多くなっています。

ガソリン代

Bクラスはハイオク指定のためレギュラーガソリン車よりも若干高めとなり、ガソリン代の年間の目安は以下の表の通りとなります。

(L=リットル)

モデル・燃費 年間ガソリン代(目安)
B180(14.7km/L) 年間ガソリン消費量680L✕1Lあたり180円として=122,400円
B180(16.4km/L) 年間ガソリン消費量610L✕1Lあたり180円として=109,800円
旧型(12.6km/L) 年間ガソリン消費量795L✕1Lあたり180円として=143,100円

修理費

ベンツBクラスの修理費は国産車より高めで、年式や走行距離、故障の内容によって大きく変動します。年間5万円〜10万円程度が一般的な目安ですが、年式が古くなると故障リスクが高まり、修理費もかさむことになりがちです。
ベンツBクラスは高品質な部品と専門的な技術が必要なため、修理費が高くなる傾向があり、大きな故障や経年劣化が進むと10万円以上かかることもあります。故障リスクや部品代の高さを考慮し、余裕を持った維持費の計画が重要です。

適切なタイミングのメンテナンスが費用を抑えて長く乗り続けるコツ

ベンツBクラス車両にはメンテナンスインジケーターが搭載されており、必要な整備時期を自動的に知らせてくれるため、これを活用して計画的にメンテナンスを実施することが大切です。
適切なタイミングでのメンテナンスは突発的で高額な修理や部品交換を未然に防ぐことになり、結果的に年間の維持費を抑えることにつながります。もちろん、車両を良好な状態に保つことで、燃費や安全性も維持でき、長期間安心して乗り続けられるメリットもあります。
ベンツBクラスは輸入車であり、部品代や修理費が国産車より高額な傾向があり、特にエンジンやトランスミッションなどの主要部品が故障した場合、修理費が数10万円に達することも珍しくありません。しかし、エンジンオイルやブレーキパッド、バッテリーなどの消耗品を定期的に交換し、走行距離や使用年数に応じた点検を行うことで、部品の劣化やトラブルを早期に発見できます。

garagent(ガレージェント)で定期点検・整備を行うメリット

garagentは、輸入車のメンテナンスに特化した整備工場です。特にベンツBクラスの定期点検・整備に関して、以下のようなメリットがあります。

ベンツ専用の診断機器と専門知識
ガレージェントでは、メルセデス・ベンツ専用の診断機(DAS/XENTRY)を使用し、バッテリー交換後のリセットや各種電子制御システムの点検・整備を正確に実施できます。これにより、車両本来の性能や安全性を維持しやすくなります。

多様なメンテナンスメニューと柔軟な対応
メインバッテリーやサブバッテリーの交換をはじめ、さまざまなメンテナンス作業に対応しています。ユーザーの要望や車両の状態に合わせた提案が可能で、必要な作業だけを的確に実施いたします。

高品質な部品と保証付きサービス
交換部品には保証が付いている場合があり、安心して依頼できます。品質管理が徹底されているため、長期的なトラブル予防にもつながります。

信頼できる整備士による作業
ベンツに精通した整備士が担当し、作業内容や車両の状態を丁寧に説明いたしますので、安心感があります。

柔軟かつ優れたコストパフォーマンス
正規ディーラーと比較して、必要な整備のみを選択できるため、過剰な予防整備を避けて費用を抑えやすいのもメリットです。

ベンツのBクラスの整備・車検はガレージェントへご相談ください!

garagentではベンツをはじめ幅広い輸入車の修理・車検を手掛けています。経験と知識が豊富なスタッフに相談しながら、ご予算に合わせた車検が可能です。高額になりがちな輸入車の部品交換や整備に関しても、OEM部品を使うなどの工夫により、リーズナブルな価格に抑えることができます。

特にベンツをはじめ、輸入車はオリジナルの仕様も多く、専門知識が欠かせません。輸入車ディーラー出身の整備士も在籍していますので、ベンツを含む輸入車のメンテナンス実績も豊富です。BMWは合格率4%の最高資格「Meister」を所有するスタッフもいます。ディーラーの技術を持ちながら、リーズナブルなサービスを提供できるのも強みです。

輸入車の車検・整備はぜひgaragentにご相談ください。

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