エンジンマウントの交換費用!DIYか業者、どちらにすべき?

エンジン始動時や信号待ちなど、停車時に大きな揺れや震動を感じることはありませんか?もしかすると、エンジンマウントが劣化しはじめているのかもしれません。

エンジンマウントとは、エンジンを下部から支え、ボディにしっかりと固定する役割を担う部品です。ゴムなどの素材でつくられ、衝撃や振動を吸収する緩衝材として重要な働きをしています。
普段は目立たないエンジンマウントの仕組みと役割、適切な交換時期・費用について詳しく解説します。

 

エンジンマウントとは

1重要なパーツではあるものの、意識する機会が少ないエンジンマウント。車にとってどのような役割を果たしているのでしょうか。その具体的な仕組みとともに見ていきましょう。

 

エンジンマウントの役割って何?

エンジンマウントとは、エンジンを車体の間に固定するために取り付けられる部品です。車の心臓部ともいえるエンジンは、車を動かすために振動し、反動による衝撃も受けています。そのためしっかりとエンジンマウント固定し、支える必要があるのです。衝撃を吸収する緩衝材の役割を担うため、主にゴムで作られています。
エンジンの振動や揺れは車体にも伝わります。エンジンマウントは、走行時やアイドリングの際の振動を軽減する面でも重要なパーツなのです。

 

エンジンマウントの仕組みとは?

車種によってエンジンの配置や出力、トルクの大きさなどは異なります。それにより、エンジンマウントの取り付け位置や個数、使用する種類も区別されるのが一般的です。基本的には、エンジンの慣性主軸の方向には回転しやすく、上下振動を抑制するような構造となっています。

 

エンジンマウントの劣化症状とは

エンジンマウントにはゴムが用いられています。伸縮性にすぐれ、弾力に富むゴムは、衝撃を吸収する特性があるためです。しかしゴムは年数とともに劣化し、硬くなってしまいます。

経年劣化により硬くなったゴムは、エンジンの振動を吸収する機能が働かなくなってしまいます。衝撃を吸収する能力が落ち、震動がダイレクトに伝わる結果、エンジンから異音が発生する可能性も出てきます。加えてエンジンを支える力も弱まり、周辺部品と接触するなどのトラブルにもつながりかねません。劣化症状が進むと、エンジンから異音が聞こえてくるようになります。

 

エンジンマウントの劣化を放置するとどうなってしまうのか?

エンジンマウントの劣化は、車検の検査基準に含まれていません。大きな異音がするなど際だった異常がない限り、そのまま見逃されてしまうケースも少なくありません。また震動や異音があっても「車が動くから大丈夫」と軽く捉えられがちです。しかしエンジンマウントを劣化したままにしておくと、車に負荷がかかり続け、思わぬ故障が発生する可能性も考えられます。

特に金属のパーツは、大きな振動が継続して伝わると金属疲労を起こす場合が多くなります。結果として、後々破損するリスクも高まります。突然のトラブルを防ぐ意味でも、エンジンマウントは早めに交換することが重要です。

 

エンジンマウントの交換時期

エンジンマウントの一般的な交換時期は、走行距離が10万kmを超えた時点、もしくは10年以上経過したタイミングだとされています。ただしあくまで目安であり、車の使用状況次第では、早めの交換が推奨されることを覚えておきましょう。

エンジンマウントは目にする機会も少ないため、車を乗り換える目安である7~10年の間、「一度も交換していない」という方もいらっしゃるかもしれません。その場合、異音や震動など劣化症状が出ていれば、劣化している可能性が高くなります。エンジンマウントの交換を検討することをおすすめします。

 

エンジンマウントを交換するべきサイン

エンジンマウントが劣化してくるとさまざまなサインが表れてきます。劣化が疑われる象徴的な4つの現象は次の通りです。

  1. アイドリングや加速、減速の際のひどい振動、衝撃が感じられる場合
  2. 加速や減速のタイミングで「ガツン!」と非常に大きな異音がする
  3. MT車の場合、クラッチ操作やギアチェンジの際に特に振動が目立つ
  4. AT車の場合、「N」から「D」レンジに入れたタイミングで、大きなブルブルという震動を感じる

紹介した4つの現象以外にも、通常では考えにくい震動や大きな異音がある場合エンジンマウントの劣化を疑うべきです。

 

エンジンマウントの交換にかかる費用相場

エンジンマウント交換の選択肢として、業者に依頼する方法やDIYでの交換が挙げられます。業者へ依頼するなら約3万円、DIYで行う場合には1万円程度がおおよその相場となります。

ただし、エンジンマウントの部品代は車種によって大きく異なり、3000円でできるものから1万円以上必要になるケースまで多岐にわたります。また、エンジンマウントの装着数によっても違いがあり、3つと4つとではコストにも差が出ます。
ご自身の車種や装着数を確認し、どのくらいの価格になるのかを調べる必要があります。一見リーズナブルに感じるDIYでの交換ですが、作業に用いるさまざまな道具を用意しなければなりません。新たに道具を購入する場合は、パーツに加えて費用がかかります。負担が増える可能性がある点に注意が必要です。

上記の値段はあくまで目安となります。正確な値段が知りたい方は、GARAGENTもしくは、お近くのディーラー、カー用品店にお問い合わせください。

 

エンジンマウントの交換はDIYでもできるのか?

エンジンマウントの交換は、道具がそろっていればDIYでも行えます。しかしジャッキアップしたうえで行わなければならず、慣れてない方には難易度の高い作業であることも確かです。自分でできるか心配な場合は、最初からプロの業者にお願いしたほうがいいでしょう。
ここからは、実際にDIYエンジンマウント交換をする手順について紹介します。道具をお持ちでチャレンジされる方は参考にしてください。また車種によっては作業手順が異なる場合もありますので、まずはご自身の車についてよく調べておくことをおすすめします。

 

DIYで交換する際の手順

  1. 最初にエンジンマウントがどこにあるかを確認します。交換に必要なアイテムについてもあらかじめチェックしておきましょう。
  2. 交換に必要なアイテムを準備します。
    エンジンマウントはエンジンをボディに固定させているため、車体をジャッキアップする必要があります。そのためのジャッキ、車体を支えるためのウマ(リジットラック)を用意します。その他、次のような工具を揃えておきます。
    <メガネレンチ、ボルト・ナット脱着に使うラチェット、ソケット(12mm、14mm、ディープソケット)、潤滑剤>
  3. ジャッキアップを行います。この際、エンジン下のオイルパン部分にジャッキを当てて支えますが、傷がつかないよう均一に圧がかかるような工夫(クッションになるようなものを当てるなど)をします
  4. エンジンマウントを固定しているボルトを緩め、古いエンジンマウントを取り外します。緩めるボルトの位置や個数は省きますが、複数のナットを外す必要があります。
  5. 新しいエンジンマウントを取り付け、これまでの逆の手順でボルトを締める作業を行います。せっかくなので、ボルトやナットなども新品に取り替えましょう。
  6. ジャッキを降ろして完了です。
 

多種類の道具と難しい手順が必要なエンジンマウント交換は業者依頼がおすすめ!

エンジンマウントをDIY交換する流れは上記でご紹介したとおりです。簡単にお伝えしたものの、実際の作業はかなりの重労働です。車のような精密機器はナットの取り外しにも知識と経験が必要になり、また専門的な道具を用意しなければなりません。初心者には難易度の高い作業となりますから、最初から業者に依頼することを推奨します。
安価に行えるDIYですが、ゼロから始めるには時間や手間を要します。車のプロに依頼すれば、エンジンマウント以外のトラブル、故障などをチェックしてくれる利点もあります。多少費用はかかりますが、プロの視点で愛車を修理してもらえる安心は大きなメリットと言えるでしょう。

 

【まとめ】エンジンマウントの交換なら実績豊富のGARAGENTへ

エンジンマウントはエンジンを固定し、振動や衝撃を抑える重要なパーツのひとつです。ゴム製で経年劣化するため、メンテナンスを怠ると大きなトラブルにもつながります。エンジンマウントが劣化すると大きな震動や異音が発生しますので、信頼できる車のプロへの相談をおすすめします。
町田市にあるGARAGENTは、高速道路を利用すれば都内からもすぐ!往復3,000円で、高額見積もりが基本のお近くのディーラーよりもリーズナブルなご提案が可能です。エンジンマウントをはじめとした部品の交換、修理・メンテナンスをご希望なら、ぜひ一度GARAGENTまでお問い合わせください。

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