2026年06月14日
「突然エンジンチェックランプが点灯した」
「走行はできるけど警告灯が消えない」
そんな症状で入庫したメルセデス・ベンツ W117 CLAクラス。
診断を進めたところ、今回の原因は“ネズミによる配線被害”でした。
近年、輸入車・国産車問わず増えているのが、ネズミや小動物による配線トラブルです。特にエンジンルーム内は暖かく、駐車環境によっては被害が発生しやすくなります。
今回は、W117 CLAのエンジンチェックランプ点灯修理について詳しくご紹介します。
エンジンチェックランプ点灯で入庫
今回の車両は、
- エンジンチェックランプ点灯
- 一部センサー異常
- エラーコード複数入力
という症状でご入庫いただきました。
走行自体は可能でしたが、警告灯点灯状態が続いていました。
診断機で故障コード確認
まずは専用診断機にて故障コードを確認します。
W117は電子制御が多いため、エラー内容から原因を絞り込んでいきます。
今回は複数の通信系エラーやセンサー異常が入力されており、点検を進めると違和感のある箇所を発見しました。
原因はネズミによる配線被害
エンジンルーム内を確認すると、配線がかじられている状態でした。
被覆が破れ、
- 配線断線
- ショート寸前
- 導通不良
が発生していました。
最近の輸入車では、環境対策素材の配線被覆が使用されている影響もあり、小動物被害が増えていると言われています。



ネズミ被害で起こる症状
配線をかじられると、さまざまな不具合が発生します。
エンジンチェックランプ点灯
もっとも多い症状です。
センサー信号異常により警告灯が点灯します。
エンジン不調
- アイドリング不安定
- 吹け上がり不良
- 出力低下
が発生する場合もあります。
電装系トラブル
- ライト不灯
- エアコン不良
- センサー異常
など症状は多岐にわたります。
今回の修理内容
今回は損傷箇所の配線修理を実施しました。
主な作業内容はこちらです。
- 故障診断
- 配線損傷箇所確認
- 断線修理
- 配線保護処理
- エラーコード消去
- 試運転・最終確認
単純につなぐだけではなく、耐久性を考慮して補修を行います。
ネズミ被害を防ぐには?
完全防止は難しいですが、以下の対策が有効です。
定期的にボンネットを開ける
長期間放置車両は被害が出やすくなります。
エンジンルーム清掃
食べ物のニオイや汚れは小動物を引き寄せる原因になります。
防鼠対策
専用スプレーや超音波装置を使用するケースもあります。
エンジンチェックランプは早め点検がおすすめ
警告灯が点灯しても走れてしまうケースがありますが、放置は危険です。
配線トラブルの場合、
- ショート
- エンジン停止
- 始動不能
につながる可能性もあります。
早めの診断が重要です。
まとめ|W117のエンジンチェックランプは配線被害の可能性も
今回のW117 CLAは、ネズミによる配線被害が原因でエンジンチェックランプが点灯していました。
輸入車では電子制御が多いため、小さな配線トラブルでも大きな不具合につながる場合があります。
以下の症状がある場合は要注意です。
- エンジンチェックランプ点灯
- 突然の警告表示
- エンジン不調
- 原因不明の電装系異常
輸入車に慣れた専門店での早めの点検がおすすめです。

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