純正以外のホイールに交換する時に知っておきたいポイント
元々タイヤについている純正ホイールは、タイヤの運動性能や強度を支えるために高品質のものが装着されています。そのため傷がついたり破損したといった理由がない限りはわざわざ交換する必要はありません。
ただ、軽量化で車の運動性能がアップするメリットや乗り心地がよくなるといったメリットもあるため交換する人は少なくありません。
そこで今回はホイール交換のメリットやデメリット、自分で交換するのは可能なのかどうか詳しくご紹介します。
◆素材によって違うホイールの特徴について
ホイールと一口にいっても、デザインや素材などによって様々な違いがあります。
ここではまず、ホイールの素材別にどういった性能の違いがあるのかを詳しく見ていきましょう。
スチールホイール
スチール(鉄)で作られたホイールのことで、純正のホイールはほとんどがスチール製です。安価でありながら頑丈であることで耐久性が高いことが大きなメリットです。ただ、重量があることと放熱性が低いため、熱がこもりやすいといったデメリットがあります。
また純正であることからデザイン性があまりないこと、形で変化をつけにくいといったことがあり、塗装をしたりホイールキャップをかぶせるといったことでドレスアップしたり個性を出すといった工夫がされています。
アルミホイール
純正のホイールを交換する際に、よく選ばれるのがアルミ製のホイールです。マグネシウムホイールやカーボンホイールは、スピードが重要視されるスポーツカーなどで多く採用されていますが、特殊なホイールであるため一般の車両向きのものはほとんどありません。
そのためホイール交換をする場合、多くはアルミ製ホイールが選ばれます。アルミニウムが主原料となっており、軽量でありながら頑丈で、放熱性にも優れています。さらに加工がしやすいことから様々なデザインのものがあるのもアルミホイールならではといえます。
鍛造ホイール
アルミホイールは製造方法によって「鍛造ホイール」と「鋳造ホイール」の2つに分けられます。鋳型にアルミニウムを流し込んで作られる鋳造ホイールは大量生産が可能なため安価ですが、鍛造ホイールは強度が高く軽量化が可能なことから人気が高いのですが高価です。
ただし乗り心地やスピード重視を考えているなら、おすすめのホイールです。
◆オシャレにこだわりたい時に知りたいホイールデザインの基本
ホイールを交換する際、前のよりもおしゃれにしたい、デザインにこだわりたい、という視点から選ぶ方法もあります。ただ、アルミホイールは自由なデザインが可能なためかえってどれを選べばいいのか分からないといったこともあります。
そこで主な人気のデザイン別に詳しくご紹介します。
スポークタイプ
中心から放射状にスポークが伸びたシンプルなデザインです。スポークの数によって見た目のデザイン度に違いが出ますが、スポークが少ないほど強度や耐久性が下がることに注意が必要です。
メッシュタイプ
スポークが網目状のデザインになっているもので、網目のデザインによって見た目が変わります。細かいほど高級感がアップし、粗いものは頑丈さや力強さをアピールできます。スポークタイプよりも強度が高めです。
ディッシュタイプ
ホイールの中心の上に皿のようにディスク面がデザインされたホイールです。空気抵抗を抑えて頑丈さも増しますが、重量があるため燃費が下がってしまうデメリットがあります。
フィンタイプ
スポークをフィンのように細くして数を増やしたタイプです。冷却性に優れていることに加え、デザイン性も高く高級感のあるホイールです。その見た目からも人気のあるホイールデザインです。
◆色や質感を変える時の注意
ホイールはデザインだけでなく、色や質感でも様々なバリエーションがあります。塗装だけでなく表面処理で金属を削ったりメッキを施したりといった加工も可能です。店頭で販売されているホイールでも、自分の好みで自由に色を変えることもできます。人気があるのはゴールド系ですが、注意したいのは通販などで写真だけで選ぶと失敗しやすいということです。特に外で日差しが当たったときに、色の印象が大きく変わります。また車に付けてみたらボディカラーと合わなかったということもよくあります。
価格やデザインももちろん重要ですが、車との相性を考え、できればお店の人に相談してみる、自分の車のタイヤと並べておいてみて質感を確認することをおすすめします。
ホイールは自分で交換?それともプロにお任せするべき?
◆自分で交換するときの注意点
ホイールは車のドレスアップや見た目を変える場合に一番手に付けやすい部分であることから、自分で交換してみたいと考えるかもしれません。実際にネットなどで動画も多く公開されています。
ただ、実際に自分でやる場合にはいくつもの注意点があります。まず最初にホイールのサイズが合っているかどうかということです。ホイールの外寸だけでなくボルトを通す穴の数、ボルト穴をつないだ直径(P.C.D)、さらにホイールの中心と取り付け面の距離を測ったインセットサイズも合っていないとタイヤの内部に傷をつけたり、逆にはみ出してフェンダーに傷をつける可能性があります。
好みやデザインでサイズを確認せず購入して無理に取り付けると、走行に支障が出るだけでなく大きな事故にもつながりかねませんので、サイズはきちんと確認してから取り付けるようにしましょう。
◆実作業においての注意点
ホイールの交換ぐらいは自分でしたい、と思うかもしれませんが実際にはそんなに簡単な作業ではありません。準備段階で工具を揃えジャッキアップする時点でも、ジャッキが外れないよう固定することが必要です。またホイールは手順に従い、仮締めをしてから本締めをする必要があります。このとき固定を考えて強く締めすぎてしまうと、ボルトがねじ切れてしまうこともあります。さらにボルトの向きにも注意が必要です。
取り付けやボルト締めで違和感がある場合や、サイズがずれていると感じた場合は、無理に作業を進めないことも必要です。
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◆ホイールの選定や適切トルクでの締めはもちろん、より走りやすくするサポートがある
ホイールの取り付けだけでなく車にあったホイール選びをする場合にも、専門業者に相談、取り付けしてもらう方法があります。自分で取り付けをする場合には、適切に取り付けることを優先してしまうため、調整までができないことがほとんどです。
カーディーラーや整備工場ではおもりを取り付けて上下左右のブレをなくす調整や、バルブ交換でタイヤの不具合を改善し、安全な走行ができる状態にしてくれるメンテナンスも行っています。
ホイールを交換したら走り心地が悪くなった、といったことをなくすためにも専門の技術を持つ業者を利用することも考える必要があります。
◆安心してスムーズな走りを楽しむ為にもプロにお願いしましょう
ホイールの交換は、簡単なように見えますが実は取り付け方次第で大きく車の走行に影響を及ぼします。またしっかり取り付けていないことで、高速などでスピードを出したときにホイール取り付けの細かなズレが大きな事故を引き起こす可能性もあるのです。
またホイールの取り付け時についた傷が影響を及ぼすこともあります。
適切なホイールを安全に取り付けると共に、タイヤの調整やホイールバランスをチェックしてもらうためには、プロの手を借りるのが一番です。交換で自分自身が怪我をしたり、車に取り返しのつかないダメージを与えないためにも、信頼できる業者を選びホイール交換をお願いしましょう。
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