ベンツのナビをSSD化するって何?

メルセデスベンツには、純正のCOMANDシステムというナビゲーションが標準搭載されています。このシステムの記憶媒体として使用されているのはHDD(ハードディスク)です。今回取り上げるのは、そのHDDをSSDに交換するという作業についてです。

まず、「HDDとSSDの違いがよく分からない」という方もいるかもしれませんので、簡単に比較してみます。読み込み速度で比べると、HDDの最高速度が120~210 MB/sなのに対して、SSDは3500~5000 MB/sと、SSDの方が約30倍も速いです。また、寿命に関しては、HDDが5~10年、SSDも約10年程度と言われており、大きな差はないようです。

しかし!HDDには弱点があります。それは、HDDが回転ディスクにデータを書き込む仕組みのため、「衝撃や振動に弱い」という点です。車内は高温多湿で常に振動がある環境ですから、HDDには非常に過酷な環境と言えます。一方で、SSDはフラッシュメモリ技術を用いてデータを保存するため、動く部品がなく、起動時間の短縮や車内での高寿命化に貢献します。

コスト面では、SSDは以前より高価でしたが、最近では技術の進歩により、価格が大幅に下がり、SSD換装も手頃な価格で実現できるようになりました。

【なぜベンツのナビをSSD化しないといけないのか?】

本題ですが、なぜベンツのナビをSSDに換装する必要があるのでしょうか?結論から言うと、HDDが故障するリスクがあるからです。もしHDDが故障すると、COMANDシステム内の地図データや車両の重要なデータが消失し、ナビが起動しなくなってしまいます。そうなってしまうと、我々のような専門店でも手の施しようがありません。ディーラーに持ち込んで、新品のHDDにデータを再インストールしてもらう必要がありますが、その費用は80万円ほどかかることもあります。

そして、HDDが故障してしまった後では、SSDへの換装が不可能です。HDDのデータがクラッシュして移行できないため、純正COMANDシステムが正常に動作している「今」こそSSD化を行うタイミングです。故障してからでは遅いので、早めの対策が必要です。

さらに!SSD化には大きなメリットがあります。もともとのHDDのデータをコピーしてSSDに換装するため、もしSSDが故障しても、元のHDDから再度データを移行して使用することが可能です。

つまり、SSD化を行うことで、故障リスクを大幅に低減し、バックアップを取ることで安心感も得られるのです。

さらにもうひとつ!SSDは読み込み速度が非常に速いので、SSDに換装した車両は、ナビの操作や読み込み速度が劇的に向上します。初めてエンジンをかけたときのナビの起動速度や、地図の縮尺を変更したときの反応速度には驚くことでしょう。

【ベンツナビSSD化のまとめ】今がSSD化の絶好のタイミングです。少しでもご興味があれば、ぜひ一度ご相談ください。

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