こんばんはメカニックの伊藤です。
今回は639の型のベンツVクラス、トルコン太郎によるATFの圧送交換と、ヘッドライト交換です。
お預かりしたときATF廻りのパーツがまだ届いていなかったので、持込のヘッドライト交換から行います。パパっと。
フロントバンパーちょいずらししてヘッドライトのビスにアクセスできるようになったらヘッドライト脱。
中のバルブ類とコンピューターを移植します。
LED仕様のために社外品に交換していましたが、輸入品だったため車検の時に「カットオフが逆」といわれ大変だったそうです。
そのため今回は純正戻し、バルブのみLED化。
左右交換完了し点灯確認して終了。
と、思いきや片方のフォグだけ点灯せずあたふた。
バルブを入れ替えても症状変わらずであたふた。
結果接触不良が原因でしたがそうこうしているうちにATFのパーツが届いたので、バンパー組んでAT作業に移ります。
まずオイルパンのドレンボルトからATFを抜きます。
ブログで紹介したことのある、比較的最近のベンツはドレンにオーバーフローパイプがついていましたが、この型はついてません。
そのままオイルパンを外します。
スタビがオイルパンボルトエンジン側2箇所のスレスレ真下を通っていてボルト外せないなぁぁと一瞬悩みましたが左右のスタビリンクを外してスタビをフリーにさせて無事OK
13万キロということもあって立派な鉄粉たち、、、
オイルの色もえげつなかったです。
ベンツはオイルパンごと交換ではなく中のフィルターとパッキン、ボルトが替わるだけなのでオイルパンとマグネットは清掃します。
マグネットももうこれ以上無理です!といわんばかりの量
直接AT関係ないですが、この型のAT、このEGSカプラ要注意です。
中のOリングがダメになると配線にオイルが回り、そのまま配線を伝ってコンピューターぶっこわれます。
この写真はもう交換後ですが、見るからに変えてない見た目だったので、今回は予防整備で交換しました。
同じATの方(722.9かな?)はこれ交換しておいたほうがいいですよ~部品工賃含めて5000円もしませんので。
オイルパンを組み、抜けた分のオイルを補充したらトルコン太郎を接続します。
つないでいっぱつめ回す前(今車で回っているオイル)がこちら
墨汁、、、
まわしていきます
なんどか回して赤みを取り戻してきました
まだ回します。
計4回、総量27L回したところで終了
最後はクリーニングの時間をめちゃくちゃ長めにとり、よごれを除去しました。
今回のはじまりは、ATFオイル漏れでした。
オイル漏れ修理と同時に「こんなものもあります!」とトルコン太郎の話をしたところ、作業依頼していただいた流です。
日々のメンテナンスが大切なのはそうですが、ATFはなかなか知名度も手軽さも、普通の方では難しいところがあります。
ましてやメーカーが「ATFは無交換」とか言っちゃってますからね。んなわけない。オイルですもん。それも金属同士がぶつかりあう機構の中に入っているオイルが劣化しないわけがない。
買ってもらって3~5年壊れなければいいやみたいな感じしますよ。ATFは遅くとも10万キロ時、可能なら5万キロ、願わくば3万キロで交換してください!!
ただし、万が一10万キロ以上、20万キロ目前まで無交換でも諦めないでください。
過走行車でも負担が少なくATF交換できるのがトルコン太郎最大のメリットです!
・シフトの入りが悪い気がする
・発進時もたつく
・燃費が悪い
・シフトアップ、ダウン時衝撃がある
などなど、ほぼほぼ原因はATFの劣化なことが多いです!
こんな症状がなくてもATFのオイル管理をほっておくとAT本体の故障に繋がり、そうなると修理代は跳ね上がります。(車種によっては100万円以上)
愛車の運動性能リフレッシュに、トルコン太郎ATF圧送交換をおすすめします!!!
株式会社GARAGENT(ガレージェント)
東京都町田市金井2-28-13
042-735-8790
info@garagent.net
担当:伊藤
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。