こんばんはメカニックの伊藤です。
今回はエンジンチェックランプ点灯 ベンツML350の修理です。
バッチリ点灯しちゃっています。
まず診断機を当てます。
ディーゼル車この時期あるあるのAdBlue(アドブルー)故障です。
後日部品が到着いたしましたので再入庫いただき作業していきます。
高額部品ですが、BOSCH製の社外品で少しでも安く対応させていただきました。(純正部品は15万円ほど、、)
こちらの部品はアドブルータンクの中に入っています。(燃料ポンプと似てます)
タンクは車両後ろ、リアバンパーの下あたりについています。
まずは右Rタイヤ、インナーフェンダーを外し、アドブルーのホース類とコネクターなどタンクを下ろすのに邪魔なものを切り離します。
タンクのカバーを外し、タンク本体を固定している13mmボルト2本、13mmナット2本とステーを取り外すとタンクが降ります。
タンクをおろしてきたら色々外して目的のセンサーを外します。
1番上についているのはポンプです。こちらもよくやられます。
この部品も10万円コースなので下手に予防で同時交換オススメですとは言わないです。
点検して問題なければ交換はしません。
ポンプを外しコネクタとセンサーの蓋を外すとタンクの中が見えます。
センサーの蓋の作りや外し方も燃料ポンプみたいです。
中に手を突っ込んでひねって取り外します。
新品を取り付け。
コネクタ付け忘れに気をつけながらタンクを車両に戻して、外した部品たちを元に戻せばセンサー交換作業は終了です。
交換作業が終わったらアドブルーを補充します。
MLはガソリンの給油口の隣にアドブルーの注入口があります。
診断機でアドブルーのコントロールユニットにアクセス。
実測値を見ながら補充していきます。
今回は18L。充填レベルが86.93%になっていますが、走行させてしばらくしないと正確なパーセンテージが反映されないためです。
湿っている/湿っていない が重要です。
ステータスフルを確認し、診断機にてアドブルー充填レベルのリセットを行います。
汎用診断機だとこの項目なかったような気がしますが、ディーラー時代毎回セットでやっていたので変わらず実行します。
最後に、最初に入っていた故障コードが現在値故障からメモリ故障に変わっているので故障コードを消去。
再度ショートテストを実行し故障コードが入らないことを確認。
(輸入車の場合、部品を交換してもコントロールユニットの故障メモリを消去しないとチェックランプが消えないことがほとんどです)
試運転を行い、エンジンチェックランプが点灯しないことを確認したら今回の修理は終了です。
このアドブルー修理、本当にこの季節多いです。
今月だけで4台目でした、、、
この故障放っておくと
「エンジン始動不可まで残り○◯km」
なんて表示が毎回出てきて焦らせてきます。
チェックランプも警告表示も、原因は様々です。
今回と似たような故障でも原因がアドブルーではなくNOXセンサーってこともあります。
なので何か警告が表示された時は、しっかりとした診断機と経験、知識を持った修理工場に入庫することをお勧めします!
GARAGENTは何かあった時お電話いただければすぐに対応いたします。
すぐに修理に取り掛かれなくとも、プロの助言で不安は減るかなと思います。
どうってことなくても構いません。車のことで困ったらGARAGENTへ。
よろしくお願いいたします!!
株式会社GARAGENT(ガレージェント)
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担当:伊藤
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